プロローグ
公共施設の大規模修繕やインフラ工事に携わり、品質や環境、安全への管理体制と高い技術力が評価され、国土交通省や都市再生機構などから表彰も受ける「株式会社協榮リノベイション」。
目まぐるしく情勢が変化する中で、生き残るために必要なのは付加価値と考え、15年前から同業他社に先駆けてISO9001、ISO14001、OHSAS18001を取得。何より会社の存続を第一に、堅実に粘り強くレベルアップを重ねてきた結果、今年で創業50年を迎える。
建物は建てたら終わりではなく、その後何十年と面倒をみていかなくてはならない。その面倒をみるのはやはり「ヒト」。そのための会社の将来の発展を担う、若手の採用が課題だった。
事例概要
課題
5年ほど前に、これまでの利益を将来の会社を担う若者の採用に投資することを決め、中途採用を中心とした有料求人メディアを利用した活動に切り替えたのだが、求職者への有効な訴求が出来ず、どこか採用の行き詰まりを感じていた。
導入
ブランディングの重要性、専門学校生に自社をアピールできるキャリアマップの存在を知り、熱意のこもった提案と建設業界の採用に関する知識の豊富さに、彼らと一緒になら新しい挑戦ができる、何かが変わるかもしれないと思い導入を決めた。
成果
2名からインターンの応募があり実施。そのうち1名が選考希望で選考中。今まで専門学生が選考に進むことがなかったが、採用したいと思えるようないい出会いが続いている。
課題
–以前の採用課題を教えてください。
これまでは、会社の利益を残して自己資本比率を高め、内部留保を厚くすることが未来の信用を創るのだと考えていたのですが、やはり会社の未来を創るのは「人」。5年前、これまでの利益を将来の会社を担う若者の採用に投資することを決め、ハローワークでの募集だけだった採用活動から、中途採用を中心とした有料求人メディアを利用した活動に切り替えました。
しかしながら、求職者への有効なアピールが出来ておらず、どこか採用の行き詰まりを感じていました。戦略的に採用活動を行ない、しっかりと自社の魅力を表現していかないと採用はできないとは思っていても、具体的な打開策を見つけることが出来ずにいました。
導入
–導入の経緯を教えていただけますか?
中途採用を中心に有料の求人メディアに年間を通して掲載していたのですが、異業種の未経験の方からの応募はあるものの、経験や基礎知識を持った方からの応募がない状況が続いていました。自社の求める人物像は明確になっているものの、応募が無ければ採用も出来ないし、高い掲載費を払って応募が0では、何のために予算を組んだのか分からないと考えて、媒体の担当者とも相談しつつ、経験を絞らず敷居を低くして、とにかく応募が集まることを重視した広告を出稿し続けていました。
応募はあるものの採用は出来ていない。今後の成長に期待をして内定を出しても中々活躍につながらず、無駄に時間と予算を消費していました。将来の会社のために、建設に関する基礎知識があり、ものづくりに興味をもつ若手を採用し育成していかなければいけないのに。そんな想いが募りに募ったある日、グッドニュース社と出会いました。
ブランディングの重要性、専門学校生に自社をアピールできるキャリアマップの存在を知り、熱意のこもった提案と建設業界の採用に関する知識の豊富さに、彼らと一緒になら新しい挑戦ができる、何かが変わるかもしれないと思い導入を決めました。
成果
–当初の期待値と比べて成果はいかがでしたか?
導入後、夏のインターンシップに2名の応募がありインターン生を受け入れることができました。そして、その中で当社に興味を持ってくれた1名の学生がまた春のインターンシップに参加したいと連絡をくれています。インターンシップをどのように実施し、どうフォローしていけばいいかなどのアドバイスもいただけたのでそれが今回の結果に結びついたのだと思います。
また、インターンシップを実施するなど、採用活動に力を入れ会社を成長させていくことを社員全員に発信したことで、会社の方向性が定まり、社員の会社への関わり方が変わってきています。新卒採用を戦略的に実施することで、社員の意識改革にもつながり社員と一緒に会社の成長に向かって進むことができています。
サービスについて
–当社のサービスやフォローはいかがでしたか?
自分たちだけでは客観的に自社を見ることが難しいので、会社の魅力をどのように表現すれば良いのかを一緒に考えながら、ホームページや採用パンフレットの作成など採用ブランディングに関してトータルで相談できるのはとても有り難いです。引き続き、会社の発展につながるような新しい提案を期待しています。これからも一緒に会社を盛り上げていってほしいですね。これからもよろしくお願いします。
editor:山根 秀太