プロローグ
ただ単純にありきたりな建物を「造る」のではなく、そこに住まう人、建築に携わる人の想いを反映した、ワクワクする建物を「創る」ことをモットーとして、マンションや保育園の意匠設計を手がける「株式会社アクアス設計」。多くのお客様からの信頼を獲得し、今までにいくつもの「創る」を実現してきた。さらにその想いを大きく広げていくため、神奈川にも支社を設立。より多くのお客様に、建築から生まれる素晴らしく、美しい「価値」を提供出来るよう、事業拡大に取り組む上で最も重要な経営課題は、この理念に共感する仲間の採用だった。
事例概要
課題
ただ応募を待ち、門を叩いてくれた求職者を面接するといった採用活動を続けていたが、時間だけがムダに過ぎていた。ターゲットを絞って、こちらから積極的に働きかけていく必要があると感じていた。
導入
グッドニュース社からの提案を受け、まずは採用対象者を”建築分野の専門学校に在籍する夢と希望を持った学生”に決定。次に取材を通して対象者に受け取ってもらいたい自社のメッセージを言語化。社員の職場レポートを定期的に更新して、日々の業務が理念と一致していることを伝え続けた。
成果
4名から応募があり、そのうち1名を採用。元々の採用計画が1名だったために内定率は25%だったが、全員採用したいと思えるようないい出会いばかりだった。
課題
–以前の採用課題を教えてください。
日本全国で深刻な人手不足が問題となっていますね。「学生が自由に会社を選べる時代」とまで言われるようになりました。私たちの建築業界もその例に漏れず、ともに働く仲間を集めることは本当に困難です。一般職や総合職と呼ばれる学部や学科をあまり問わない職種であれば、まだ比較的採用計画も立て易いのかも知れませんが、設計をはじめとした技術職はそう簡単ではありません。
「アクアス設計」に限らず、多くの建築分野の企業はどこも似た状況なので、競争率も跳ね上がります。ただ応募を待ち、門を叩いた求職者を面接するだけの採用活動には限界がありました。どうすれば良いのか分からなかったというのが正直な所です。事業を拡大していこうという気持ちも、多くのお客様からのご期待もあるのに、同じ想いを持った仲間が集まらない。これが何よりの経営課題でした。
導入
–導入の経緯を教えていただけますか?
これまで複数の求人メディアを利用していましたが、その殆どが採用には繋がりませんでした。これだけの人手不足です。ただお金をかければ人が集まるなんてことは有りえません。採用をストップする訳にはいかないので、何度も挑戦したのですが、いつも結果はそう大きく変わりませんでした。
そんな時、知人の紹介でグッドニュース社を知りました。他の求人メディアとは一風変わった、専門学校と提携している”CareerMap”を活用しましょうと提案を受けたのですが、何より建築業界に精通したスタッフの手厚いフォローが受けられるという点に大きな魅力というか安心がありました。採用対象者を”建築分野の専門学校に在籍する夢と希望を持った学生”に絞ることが出来たことで、伝えたいメッセージもより鮮明になり、これまで気ばかり焦っていた採用活動とは一転し、どっしりと構えて応募者対応や面接に臨むことができたように思います。
成果
–当初の期待値と比べて成果はいかがでしたか?
結果として、CareerMapから複数名の応募があり、そのうち1名に入社いただくことになりました。「アクアス設計」と同じ志を持ち、大きな夢に向かってともに歩める非常に優秀な人物です。実際に採用した方だけでなく、応募してくれた皆さんも魅力的な方ばかりでした。
先輩社員の活躍を直に学生のもとへ届けることで、他のメディアでは少し難しい「働く社員の生の声」を活かしたアプローチが出来たのも効果的でした。想いに共感し、ともに働きたいと思った上で応募してくれるので、ミスマッチも起こらないように感じます。
サービスについて
–当社のサービスやフォローはいかがでしたか?
どうしても人が集まらないと、敷居を下げて誰でも採用しようと考えてしまいがちですが、提案を受けて、妥協せずに、一緒に働き続けたいと思える仲間を見つけることが出来ました。建築業界で働くことを夢見ている未来の仲間たちに、確実に「アクアス設計」をアピールする機会をいただくことが出来たことに感謝しています。
担当の宮脇さんから、この業界をより良くしたいという姿勢も伝わってきて、1年間とても楽しく仕事が出来ました。採用ブランディングの重要性を伝えてくれて、そして私たちと同じ船に乗って採用活動を進めてくれて、本当にありがとうございました。これからも末永くよろしくお願いします。
editor:宮脇 陽輔