プロローグ
鮨店「高橋謙太郎」の歴史は4年。一般的には“最近”と思う人もいるかもしれない。ただ、店を構えるのは、日本を代表する歓楽街:北新地。
心をつかむ事が出来なければ有名店でも半年ほどで閉店に追い込まれるくらいシビアな環境。ここで店を営み続けられるという事は“本物”と認められたという事でもある。そして、この本物の技術と味を次の世代につなげていくことを決断。遂になかなか予約の取れない有名店が、若手の採用、育成に踏み切った。
事例概要
課題
今まで新卒採用をしたことがなく、経験者の縁故採用だけだったので、公募の経験がない中、どうやって採用をしていけばいいのかがわからなかった。
導入
ただ一般的な求人に掲載するのではなく、飲食業界での活躍を目指す専門学生へお店の魅力をこちらからアピールできるところに可能性を感じた。
成果
現在1名の学生がお店の見学に来てくれ選考中。今まで専門学生と会って話すことがなかったので、直接若い子の考え方を知ることのできるいい機会になっている。
課題
–以前の採用課題を教えてください。
今までは縁故で中途採用を行ない即戦力として活躍してもらってきたが、縁故での採用が難しくなってきたため、今後の店舗展開も見据えとき、若手の採用、育成に力を入れていく必要があった。また、業界としても昔に比べ職人のなり手が減り、先輩から後輩へ受け継がれてきた本物の技術を伝えていくことが難しくなってきているので、今の時代に合った指導方法で職人を育成し、若い子が目指したくなる職業にしていきたい。
導入
–導入の経緯を教えていただけますか?
若手の採用=専門学生と思いインターネットで調べていたところ、キャリアマップの存在を知りました。すぐに問い合わせたところ営業の山根さんが来てくださり、キャリアマップの詳しい説明してくれました。その中で、お店のホームページがないため求職者に魅力をアピールができていないことを指摘されました。
確かにお客様へ認知はされているものの学生への認知度は低く、学生へ魅力を伝える手段がありませんでした。そこで、キャリアマップを通して写真や社員紹介などを載せることで、文字だけの求人票では伝えられない魅力を専門学生へアピールする広報ツールとして活用することを決めました。
成果
–当初の期待値と比べて成果はいかがでしたか?
今まで専門学生との接点がなかった中で、学生から職場見学の連絡が入ったり、応募を検討していただいたりなど、確かな手応えを感じはじめています。ここから毎年採用を続け、今後の業界を担っていく若手の育成に力を入れていきたいです。
「自分の店を持ちたい」と、飲食業界を志望する人は多いと思います。私もそう考えながら料理の腕を磨き、素材の目利きを極め、経営を学んできました。私は徒弟制度の環境で育ちましたが、この店では今の時代に合った指導方法で夢をかなえる手助けをしたいと思っています。
サービスについて
–当社のサービスやフォローはいかがでしたか?
お客様からの認知度はあるのに、学生や求職者に知られていない確かな技術を持ったクオリティの高いお店はたくさんあると思います。その中で、学校や先生と繋がりがないお店でも学生へ魅力をアピールすることができるキャリアマップ は私たち個人店にとって非常に嬉しいです。
実は、今までテレビの取材などは全て断ってきており、取材や撮影は始めてだったのですが、しっかり段取りをしてくれたので安心して掲載まで進めることができました。また掲載開始後も現在の学生の状況や改善案を提示してくれ、定期的にフォローしてくれるので、安心して任せることができています。
採用のことは山根さんにお任せして、私たちはお客様へのサービスを更に追求していきたいと思います。これからも引き続き宜しくお願いします。
editor:山根 秀太